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先日、弊社が日頃からお世話になっているパートナー企業の工場見学に行ってきました。今回は、弊社が発注した輪転印刷の紙袋(輪転とは?)が製造される工程を直接拝見する貴重な機会となりました。
工場に到着してまず驚いたのは、その広さと整然としたレイアウト。設備がずらりと並ぶ工場内は、まさに“機能美”という言葉がぴったり。紙袋が印刷から製袋まで一貫して加工されるラインは、無駄がなく、非常に効率的に設計されていると感じました。
輪転機の稼働シーンは圧巻でした!
今回は印刷立ち会いも兼ねて伺いました。高速で回転するロール紙に、次々印刷されていく様子は、まさに職人技と技術の融合。輪転の印刷は通常フレキソ印刷となります。フレキソ印刷は原始的な印刷方法で、多色の場合の色どうしの合わせの精度が甘く網点(色の濃淡、グラデーション)も通常のオフセットに比べ粗くなりがちです。しかし今回の印刷は非常に色の再現性が高く、細部までくっきりと仕上げられており、クオリティに脱帽でした。
担当の方からは、色ムラやロール紙が途中で切れてしまうといった難しい課題にどう対応しているか、具体的な工夫やチェック体制についても丁寧にご説明いただき、非常に勉強になりました。
こちらの機械でインクを調合していました。割合をデータで管理しているので、再版の際も安心ですね!
印刷が終わった紙が、今度は製袋ラインへ。機械による加工のスピードと、要所要所で人の目によるチェックが入る安心の品質管理体制が印象的でした。
こちらは紙平ひも(紙平ひもとは?)をつけて製袋する様子です。内側に紐を貼り付けてから折っていきます。
こちらは紙単紙(紙単紙とは?)という紐をつける様子です。
お客様に届ける製品がどれも高品質である理由が、現場を見て納得できました。
今回の見学では、紙袋に加えて紙管の製造現場も見せていただきました。紙管といえば、フィルムやテープ、紙製品の巻き芯などに使われる、地味ながらもなくてはならない製品です。
工場内では、大型の巻取り機で厚手の紙を幾重にも巻き上げていく工程を見ることができました。驚いたのは、その精密さと強度。用途によって太さや厚みを自在に調整できる技術にも感心しました。
特に印象的だったのは、製品の一本一本が用途に応じて設計されている点。どんな製品にも「求められる品質」があり、それにしっかり応えるものづくりが徹底されていました。
今回の見学を通じて、弊社が発注した紙袋がどのように製造されているのかを深く理解することができました。
また、紙袋も紙管も、どちらも私たちの身近で使われている製品ですが、それぞれに必要な工夫と技術が詰まっていることを、現場を通じて知ることができました。
今後も安心してお任せできるパートナーとして、より良い製品づくりを一緒に目指していければと思います!